外国児童文学作品研究1

授業コード 受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
264151   児童文学科 後期 2・3 1 廉岡 糸子

授業の主題(テーマ)
少女小説を読む

授業の目標(講義概要)
19世紀に確立された少女小説を取り上げ、特にヒロインに注目する。この時代、欧米では抑圧的な女性観があったが、その時期に書かれた少女・女性を主人公にした物語の中で、ヒロインがどのように描かれたか。また時代の規範がどのように反映されているのか。これらを見て、時代と女性とが如何に関わっているかを学ぶ。

授業計画
●少女小説の誕生と発展について学ぶ。
シャーリー・フォスター、ジュディ・シモンズの「少女小説というジャンル」を参照しながら、少女小説の歴史を見る。

●取り上げる作家及び作品
1.ルイザ・メイ・オルコット
 『若草物語』
 『続若草物語』
2.フランシス・ホジスン・バーネット
 『小公子』『小公女』『秘密の花園』
●それぞれの物語を読み、レジュメを作って、読解したことを発表する。
●作品に関する評論も読む。
●各作品は各自で手に入れて読む(古典なので簡単に見つけられる)。
●翻訳されたものを使う。

評価方法
発表の内容、レポート、2/3 以上の出席で評価する。

テキスト
 

備考
進度によって、他の作品も読む場合がある。